健康増進法ってどんな内容?

生活

健康増進法とは健康維持と病気予防を目的として定められた日本の法律のことであり、検診の推進や受動喫煙の防止や栄養表示の基準などがそれに含まれます。
病気予防の中でも最も力を入れているのが生活習慣病予防です。

生活習慣病とは

生活習慣病とはその名の通り生活習慣が原因になる病気で、悪習慣の積み重ねによって生じます。
加齢に伴い発症のリスクがどんどん上がっていきますので、40歳を過ぎたらアンチエイジングと健康維持の両方を意識しながら生活習慣病予防対策に努めなければなりません。
そこで重要になってくるのが定期的な健診です。
健康状態は短いスパンで変化しますので、ちょっとした異常や病変を見逃さないようにするためにも、少なくとも1年に1回は人間ドックや生活習慣病予防健診を受けるべきです。
職場で検診が義務付けられている場合は自動的に受けられますが、年金生活者やフリーランスやフリーターや専業主婦や個人事業主の場合は自ら健診の機会を設ける必要があります。
胃腸の内視鏡や超音波やMRIやCTやカテーテルなどの本格的な検査は総合病院や専門クリニックなどで受けなければなりませんが、採血や心電図やエックス線などの検査なら医療機関以外の場所でも受けられます。

生活習慣病のほとんどは採血でわかる

生活習慣病のほとんどは採血でわかります。
血中の血糖値や中性脂肪値やコレステロール値や肝機能数値などが、生活習慣病を見極めるためのバロメーターとなりますので、正常値からはみ出している場合は要注意です。
血糖値が高いと糖尿病予備軍と診断され、中性脂肪値やコレステロール値が高いと脂質異常となりメタボリックシンドロームや動脈硬化と診断されます。
糖尿病は血中のインスリンの働きが悪くなり血糖値が常時高いという状態であり、患った場合は血糖値を下げるためのインスリン投与と血糖値が上昇しないようにするための食事制限を行います。
ご飯やパンやラーメンやパスタやうどんや粉ものやスイーツや清涼飲料水など、糖質が多く含まれる食品を過剰に摂取することが高血糖値になる最大の原因です。
採血で血糖値が高めであるという診断結果が出たなら、早めの対策が必要です。

糖尿病は網膜症や神経症などの合併症リスクとも隣り合わせ

糖尿病は網膜症や神経症などの合併症リスクとも隣り合わせですので、絶対に軽視するわけにはいきません。
たかが高血糖と軽んじて対策を怠ると取り返しのつかない大問題に発展しますので、まずは運動と食事制限から始めてみましょう。
血糖値が急激に上がるのがいちばんのリスクファクターですので、食物繊維がたっぷりと含まれているGI値が低くて血糖値を急に上げない食品を選んで食べるべきです。
食後30分が血糖値上昇のピークとなりますので、そのタイミングで体を動かすのも効果的です。
メタボリックシンドロームは中年男性が患う国民病というライトな捉え方をされがちですが、その裏には糖尿病や高血圧症や高尿酸血症や脂肪肝や高脂血症や動脈硬化が隠れていますので、軽視は禁物です。
どくに怖いのが動脈硬化です。
動脈硬化は血管の内側にコレステロールなどが原因で生じる血栓が出来て、血液がドロドロになったり血管が硬く狭くなったりする病気です。
そのままほったらかしにしておくと動脈硬化は進行し、その先に待っているリスクは脳卒中や虚血性心疾患です。

まとめ

脳の血管に影響が及べば脳梗塞になりますし、血流障害で心筋に影響すれば心筋梗塞になります。
突然死の危険もある恐ろしい病気ですので、積極的な生活習慣の改善で防ぎましょう。
意識すべきことについてですが、糖質や塩分や脂質を控えめにして野菜とタンパク質中心のヘルシーメニューに切り替える、有酸素運動で脂肪を燃焼させ肥満を解消させ内臓脂肪レベルを下げる、こまめに水分を補給したりビタミンB群を摂ったりして代謝を上げるなどがあります。

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